tomo8208’s diary

貧乏話し

2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

カエルの子はカエル🐸 5

母は弟を抱っこしながら、ぶつぶつ言いながら近くの公園のベンチに腰をかけました。わたしも隣に座り 「お母さん帰ろよ」 と母にボソッと言いました。母は黙っています。 「‥‥行こうか‥」 母がそう言って弟を抱っこしたまま立ち上がりました。わたしは帰りた…

カエルの子はカエル🐸 4

F県での記憶はあまりありません。多分長くF県にいなかったんだと思います。わたしの次の記憶はS県です。どういうふうに引っ越したのか、全く覚えていません。S県はF県と違い家が普通でした。2階建てアパートで玄関入って左手にはテレビ付きの居間。奥にはカ…

カエルの子はカエル🐸 3

突然の父の登場に、顔が引きつりました。父と母が何か話しをしていましたが、わたしは父と会話はしませんでした。F県の小学校へ通うようになったわたしは、とりあえずは普通に学校へ通いました。家にいてもご飯もろくに食べさせてもらえず、学校の方が給食が…

カエルの子はカエル🐸 2

夜行列車の中では、家族みんな無言だったのを覚えています。兄16歳、姉14歳‥今思い出すと年頃の子どもだったので状況が理解できていたのでしょう。深夜の夜行列車の中での出来事は覚えていません‥目が醒めると朝でF県に着いていました。わたし達家族は夜行列…

カエルの子はカエル🐸

突然ですが、わたしは貧乏です。親ももちろん貧乏です‥やっぱりカエルの子はカエルですね自分の家が貧乏だと気づいたのは、小学校6年生です。ある日突然引越しを親から言われ、夜行列車でとある県に行く事を告げられました。「え!急すぎる!タンスは?机は…