カエルの子はカエル🐸 2
夜行列車の中では、家族みんな無言だったのを覚えています。兄16歳、姉14歳‥今思い出すと年頃の子どもだったので状況が理解できていたのでしょう。深夜の夜行列車の中での出来事は覚えていません‥
目が醒めると朝でF県に着いていました。わたし達家族は夜行列車から
知らない土地へと降りました。そこから記憶がないのですが、気がつけば新しい家の前です。2階建ての建物で
玄関を開けると、目の前は2階へ上がる階段。右手には古い台所。左手はインベーダーゲームやテトリスをするような
ゲーム機が沢山ありました。
閉店したゲームセンターだったのでしょう。
母にゲームをしていいか?
と尋ねると
ダメだ
と言われ、2階へと上がりました。
2階の部屋は2部屋あり、1部屋はテレビもこたつもありました。もう1部屋は結構広く、布団が沢山重ねられており
10人くらい寝れるような広さだったのを覚えています。
わたしは
ワクワクしました。
‥しかし、部屋を眺めていると
嫌いな父の登場でした‥